エイドリアン・ヤングに聞く映画のサウンドトラック名盤5選!

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ロサンゼルスのプロデューサー/コンポーザー、エイドリアン・ヤングは、ドクター・ドレーやウータン・クラン、ソウルズ・オブ・ミスチーフの影響を自身の作品に残しながらも、60年代と70年代のソウルやヒップホップ黄金期のマナーに忠実なアーティストです。これらそれぞれのジャンルの要素が彼のオリジナルの全楽曲に表れています。ゴーストフェイス・キラとのコラボレーション作品『Twelve Reasons to Die』は2013年にリリースされ。60年代のイタリアンホラー映画にインスパイアされた作品で、続編も発表されました。同年、Jay-Zのアルバム『Magna Carta Holy Grail』に収録されている「Picasso Baby」と「Heaven」でヤングの楽曲がサンプリングされ、その1年後、DJ PremierとRoyce Da 5’9″がタッグを組みリリースした『PRhyme』では、ヤングのオリジナル楽曲が全面的にプレミアにサンプリングされ話題となりました。また、ブラックスプロイテーションの『ブラックダイナマイト』のオリジナル・スコアも作曲し、彼のディスコグラフィーには、映画のサントラのような楽曲が沢山詰まっています。そんなエイドリアン・ヤングが選んだ『映画のサウンドトラック名盤5選』をご紹介!(via Complex)

映画のサウンドトラックをじっくり聴いて分析することは少ないかと思いますが、エイドリアン独自の視点で考察された映画のサウンドトラックは、新たな発見ばかりですね。

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1.『ヴァージン・スーサイズ』(原題:The Virgin Suicides)
Air “Original Motion Picture Score For The Virgin Suicides” (2000)

エアーは、オレの大好きなグループ。彼らは、現代的な音楽を制作するためにアナログで古い考えを用いていて、そこが気に入っている。この映画自体はダークな内容なんだけど、彼らの音楽がそのダークさの中ある”美しさ”を照らし出してるところがイイね。音楽自体も親密であると同時に凄く不気味でもあるよね。楽曲のほとんどがインストだけど、彼らは言葉無しに多くの事をやってのけている。コードを使ってストーリーを物語るっていうのは、凄く難しいことなんだ。とてもユニークな映画のための、とても小説的なサントラの例として上手く機能している。

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2.『スーパーフライ』(原題:Super Fly)
Curtis Mayfield “Superfly: The Original Motion Picture Soundtrack” (1972)

自分にとってー番重要なブラック・フィルムのサウンドトラックのひとつだね。サントラが映画のストーリーと並列しているところが気に入っている。カーティス・メイフィールドは、このサウンドトラックで、ドラッグ・ディーラーとして生きること、ハスラーの人生を歩むことがどれだけ良くないなことかを語っている。しかし、実際の映画はおそらくドラッグ・ディーラーやハスラーを賛美してるよね。カーティスの音楽とは対照的だけど、サウンドトラックと映像が並列して、魅力的で美しい。映像と言語でひとつの物語が語られ、音楽が別の側面を描き出す。それを一緒にすると新しい何かを生み出せるのは面白い。凄くドープ(最高)だと思う。大好きな作品のひとつだ。

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3.『ロッキー』(原題:Rocky)
Bill Conti “Rocky: Original Motion Picture Score” (1977)

ロッキーといえば、ロッキーのテーマ曲のイントロ部分、とりあえずテーマソングだ。とても素晴らしいテーマソングだと思うけど、サウンドトラックはどうだと思う?サントラにも凄くドープ(凄い)ものが詰まっているんだよ。アメリカ産だけど、ヨーロッパ・ファンク、ソウル、ソウルのようなもの、管弦楽法みたいな要素が沢山詰まってる。白人のスポーツ映画だから、映画を観ている最中は気づかないんだけどね。

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4.『リボルバー』(原題:Revolver)
Ennio Morricone “Revolver: Original Motion Picture Soundtrack” (1973)

モリコーネはクラシックの教育を受けた作曲家で、ヨーロッパのクラシックのサウンドトラックの構成にアメリカの黒人のソウルミュージックを混ぜ合わせる方法を学んだ。そのふたつのを混ぜ合わせた感じが大好きなんだ。直球のアメリカのファンクがあったり、同時にモリコーネの往年の暗いラブソングがあったりする。その組み合わせや彼の波長過多な部分が映画の雰囲気を作り出しているのが気に入っている。これが、エンニオ・モリコーネが大好きな作曲家のひとりである理由だ。

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『ある愛の詩』(原題:Love Story)
Francis Lai “Love Story: Music from the Original Soundtrack” (1970)

フランシス・レイはフランスの作曲家だ。何度も言うけど、当時のヨーロッパの作曲家の多くは、アメリカの黒人ソウルにとても影響を受けているんだ。その影響と彼らが受けたクラシック教育が混ざり合ってこの音楽ができた。音楽にソウルを吹き込みつつ彼らが受けたクラシック音楽の教養も絡み合っているんだ。この映画では、ファンクのミュージシャンがプロデュースしたクラシック音楽のレコードを聴いているみたいだよ。弦楽器やチェンバロの美しいクラシック音楽があるんだけど、ヒップホップのようなファンキーなドラムもある。『ある愛の詩』のサントラは過小評価されてる作品だけど、俺がDJするときにはいつも45回転でかけるような音楽さ。ファンキーで、品が合って、クラシカル、なにより素晴らしい作品。これだから、古いヨーロッパ産のサウンドトラックが大好きなんだ。

こんなエイドリアン・ヤングの初来日公演が決定しております!

ADRIAN YOUNGE
エイドリアン・ヤング

3月19日(土) – 3月21日(月) @ コットンクラブ 
[自由席] テーブル席 : ¥6,800

■3.19.sat & 3.20.sun
[1st.show] open 4:00pm / start 5:00pm
[2nd.show] open 6:30pm / start 8:00pm

■3.21.mon
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm

MEMBER
Adrian Younge (key,b), Loren Oden (vo,key), Jack Waterson (g), Chris Garcia (b,key), David Henderson (ds)
[詳細URL] http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/adrian-younge/

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