2018年USヒップホップチャートTOP100をにぎわしたプロデューサー:トップ25!(後編)

2018年USヒップホップチャートTOP100をにぎわしたプロデューサー:トップ25!(後編)

こちらでご紹介した「2018年USヒップホップチャートTOP100をにぎわしたプロデューサー:トップ25!」の後編13人のプロデューサーになります。

Tay Keith (テイ・キース)
「実は母親に新しい家を買ったんだ」大学を卒業したばかりのプロデューサー、親孝行も忘れない!

6ix (シックス)
父は医者、母はエンジニア、兄弟は航空宇宙エンジニア、医者になるはずだった秀才エリート

Allen Ritter (アレン・リッター)
R&Bやゴスペルをバックグラウンドに、気持ち良いメロディ・ラインを生み出すプロデューサー

Blaqnmild (ブラックンマイルド)
ドレイク「Nice For What」「In My Feelings」に貢献したニューオーリンズ・バウンスの雄

CBMIX (CBミックス)
スタジオ・エンジニアから「I Love It」、「Esskeetit」を手がけるプロデューサーへ

D. A. Doman (D.A.ドーマン)
発表前のビートが大人気!ヒップホップ・プロダクション史上、稀な快挙を遂げた男

IllaDaProducer (イラダプロデューサー)
アーティスト御用達プッシャーからプロデューサーへ華麗なる転身!

J. White Did It (J・ホワイト・ディド・イット)
カーディ・Bの大ヒットで、人生のドン底から這い上がる男

Mike Will Made It (マイク・ウィル・メイド・イット)
IBM元役員の父親(昔DJ)、銀行の元融資担当の母親(昔シンガー)、両親ゆずりの堅実な人生選択

OG Parker (OG・パーカー)
EDM楽曲も手がけるクオリティ・コントロール所属プロデューサー

Teddy Walton (テディ・ウォルトン)
ヒップホップビジネスに疲弊…音楽にソウルを取り戻したい!

Tommee Profitt (トミー・プロフィット)
クリスチャン・ラッパー、NFの他、海外TVドラマの音楽を手がけるプロデューサー


Tay Keith (テイ・キース)

https://www.instagram.com/1taykeith/
https://twitter.com/1taykeith

▼生年月日:1996年9月20日生まれ(22歳)
▼出身/拠点:アメリカ / テネシー州メンフィス

ブラック ヤングスタ、ブロックボーイJB、キー・グロックなどのプロダクションを手がけ、2018年はドレイクをフィーチャーしたブロックボーイJBの「Look Alive」が大ヒット!スリー・6・マフィア、8Ball & MJGの地元メンフィスで育ち、2018年12月にミドル・テネシー州立大学を卒業したばかり。大学では、メディア・マネージメントを専攻し、ロイヤリティ、演奏権、録音権や著作権などを学んだ。

子供の頃に聴いていた音楽は、ルダクリス、2チェインズ、ヨー・ゴッティなどサウス全般。13歳の頃から、ミュージック・ビデオ・ゲーム、”ロックバンド・マイク”を使ってプロダクション制作をスタート。同郷のドラマ・ボーイやメンフィス・トラック・ボーイ、リル・ロディからアドバイスをもらいながら、2016年頃よりメジャー・アーティストを中心に108曲もの楽曲を提供する。自分のサウンドに関して「メンフィスに根付いているものの、メンフィス・サウンドをアトランタに持ち込んだ感じ」と説明している。スタイルの違いによって分裂し、アーティスト同士の連携が無いメンフィスのシーンで、テイ・キースはその連鎖を破り、メンフィス全域のラッパーとコラボレーションしている。自身の今後のプロジェクトで、メンフィス全体が結束することを望んでいるそう。次の目標は、プラチナ・ディスクのレコードを母親の家に飾ること。「実は母親に新しい家を買ったのだ。サポートしてくれた両親に親孝行しなきゃ」と語る非常に両親想いのテイ・キース!

11 BlocBoy JB Featuring Drake Look Alive
21 Travis Scott Sicko Mode
27 Drake Nonstop

6ix (シックス)

https://www.instagram.com/6ixvmg/
https://twitter.com/6ixvmg

▼生年月日:1991年2月17日(27歳)
▼出身/拠点:アメリカ / メリーランド州ゲイザースバーグ出身のインド系アメリカ人

ラッパー、ロジックの専属プロデューサーとして活躍するインド系アメリカ人。医者の父親、エンジニアの母親というインド系移民第一世代の両親の元に生まれ、兄弟は航空宇宙エンジニア。メリーランド大学カレッジパーク校に入学して神経学と生理学を専攻し、将来は医者になるはずだった。しかし、メリーランドのインディ・レーベル、ヴィジョナリー・ミュージック・グループと契約したロジックから誘いを受け、大学を中退する。そして、音楽に専念するため、ロジックと共にロサンゼルスへ移住。

子育てに力を入れていた家庭だったため、子供のころは、夏休みさえも教育サマーキャンプに参加させられていた。学校の成績が良かったため、8歳の時に両親からアコースティック・ギターを買ってもらい、クラシック音楽を演奏。高校時代は、ヘヴィーメタルにはまりバンドを組んでいた。大学在学中、ビートを作っていた寮のルームメイトから、ビートの上でギターとベースを演奏してくれと頼まれたのがきっかけで、ヒップホップに目覚める。突如、ドラムマシンと FL Studioを購入し、ビート制作をスタート。とにかく音楽制作が楽しくてたまらなかったシックスは、2011年、ワシントンD.C.で開催されたビート・バトルに参加。そこでシックスを見ていたロジックがTwitterで連絡をとり、2人が出会う。それ以降、シックスはロジックの楽曲に携わり、最新アルバム『YSIV』ではエグゼクティブ・プロデューサーとして貢献する。最初に影響を受けたプロデューサーは、Jディラ!

76 Logic & Marshmello Everyday
89 Logic Featuring Alessia Cara & Khalid 1-800-273-8255

Allen Ritter (アレン・リッター)

https://www.instagram.com/allenritter/
https://twitter.com/allenritter

▼生年月日:1988年6月19日生(30歳)
▼出身/拠点:アメリカ / ニューヨーク州ヨンカーズ

2018年はジー・イージーの「No Limit」、トラヴィス・スコット「Stargazing」で貢献!

教会で音楽活動をしていた両親に影響され、12歳の頃には教会でオルガンを演奏。19歳の頃から、歌、ソングライティング、プロデュース活動を行い、主に鍵盤楽器を演奏していた。ある日、アレンがMyspaceにアップロードしていた楽曲を耳にしたプロデューサー、ヴァイナルズから「プロジェクトを手伝ってないか?」と連絡をもらう。当時ヴァイナルズが携わっていたプロジェクトに参加したのがきっかけで、それ以降一緒にプロダクション制作をするようになる。2007~2008年頃、ヴァイナルズと共にアトランタを訪れたアレンは、ヴァイナルズの先輩であるボーイ・ワンダに出会う。それ以降、ボーイ・ワンダ、ヴァイナルズ、アレン・リッターの3人タッグで、カニエ・ウェスト、ドレイク、トラヴィス・スコット、ニッキー・ミナージュをはじめ、数多くの人気アーティストの楽曲を手がけ現在に至る。SWV、ジョー、アリーヤなどR&Bを聴いて育ち、教会で鍵盤を演奏していたバックグランドからも分かるように、気持ち良いメロディ・ラインを生み出すライティング能力に長けています。

18 G-Eazy Featuring A$AP Rocky & Cardi B No Limit
98 Travis Scott Stargazing

Blaqnmild (ブラックンマイルド)

https://www.instagram.com/blaqnmild/
https://twitter.com/blaqnmild3k
https://www.blaqnmildthegenius.com/

▼生年月日:不明
▼出身/拠点:アメリカ / ルイジアナ州 ニューオーリンズ

2018年は、ドレイクの「 In My Feelings」と「Nice For What」で大活躍!

サード・ワードと呼ばれるニューオーリンズのアップタウンで生まれ、11歳からラップやビート制作をスタート。2001年以来、地元ではラッキー・ジョンソン、10thワードバックやビッグ・フリーダなどのニューオーリンズ・バウンスのプロデューサーとして知られるようになる。2012年にミックステープ『GET MONEY MUZIK』、2013年に『STRAIGHT OFF THE THRONE』をドロップし、プロダクションだけでなく、リリカルなラップのスキルも披露。2014年には、ニューオーリンズの有名なラジオ・パーソナリティ、ジュギーから誘いを受け、マスターPのノー・リミット・フォーエバー・レコードとパートナー契約を結び、専属プロデューサーとなる。

ドレイクが「Nice For What」を製作中、ターンナップ要素(盛り上がり要素)が欲しいということで、ドレイクとプロデューサーの40が、ニューオーリンズ・バウンスのパイオニア、フィフス・ワード・ウェビーに相談したところ、ニューオーリンズで1番のバウンスを作る人物として、ブラックンマイルドの名前があがる。マーダ・ビーツが既に楽曲を制作していたが、そこにブラックンマイルドが加わり、共同プロデュースとなった。ローリン・ヒルの「Ex Factor」をサンプリングしている「Nice For What」に関して、ブラックンマイルドは「バウンスの要素があるだけではなく、女性を受け入れるポジティブな曲だからこそ、ニューオーリンズにインパクトを与えた。バウンスでもポジティブなメッセージを届けられることを示し、ニューオーリンズのアーティストのモチベーションをあげるものになるべき」と語り、ドレイクとOVOを賞賛している。

ちなみに、「Nice For What」のミュージックビデオでは、全米で今を輝く豪華な女性著名人が14名も出演し、女性賛美のメッセージを送りつつも、OVOのお金のかけ方がハンパない!

▼イッサ・レイ:HBO『インセキュア』の脚本家/女優/時々ラッパー
▼ティファニー・ハディッシュ:映画『ガールズ・トリップ』に出演し大ブレイク中のコメディ女優
▼トレイシー・エリス・ロス:ダイアナ・ロスの娘/女優/海外ドラマ『Black-ish』の母親役
▼ヤラ・シャヒディ:女優/海外ドラマ『Black-ish』の長女役
▼レティーシャ・ライト:マーベル映画『ブラックパンサー』のシュリ役
▼ゾーイ・サルダナ:女優/『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ガモーラ役
▼ミシェル・ロドリゲス:女優/映画『ワイルド・スピード』シリーズのレティシア・オーティス役
▼シド:ジ・インターネットのヴォーカル
▼ラシダ・ジョーンズ:女優
▼エマ・ロバーツ:女優
▼オリヴィア・ワイルド:女優
▼ジャーダン・ダン:モデル
▼ミスティ・コープランド:バレエ・ダンサー
▼ブリア・ヴィネイト:インスタグラムで見出され映画『フロリダ・プロジェクト』で女優デビュー

3 Drake In My Feelings
5 Drake Nice For What

CBMIX (CBミックス)

https://www.instagram.com/cbmix/
https://twitter.com/cbmix
https://soundcloud.com/CBMIX

▼生年月日:不明
▼出身/拠点:アメリカ / イリノイ州 シカゴ

2018年はカニエ・ウェストと、クラーク・ケントと共に「I Love It」を共同プロデュース、リル・パンプと共に「Esskeetit」のプロダクションを手がけた。

子供の頃からギターを演奏し、何度もバンドを組もうとしたが上手くいかず、FL Studioでワンマンバンドとなる。2010年に昼の仕事を辞めるまで、10年ほどプロダクション制作に打ち込んだ後、スタジオのエンジニアとしてフルタイムで働き始める。ミュージック・ガレージというスタジオで、ヴィック・メンサ、チャンス・ザ・ラッパーとの関係を築いた後、チーフ・キーフに出会う。2016年に、チーフ・キーフがロサンゼルスに新しく購入した豪邸内に作ったスタジオの機材設備のセッティングをCBMIXが担当し、そこからチーフ・キーフとの仕事がスタート。2017年にチーフ・キーフのヒット曲「Going Home」「Grab a Star」「Whoa」のプロダクションでも注目を浴びた。

56 Kanye West & Lil Pump I Love It
75 Lil Pump Esskeetit

D. A. Doman (D.A.ドーマン)

https://www.instagram.com/d.a.doman/
https://twitter.com/1dadoman

▼生年月日:1984年8月3日生(34歳)
▼出身/拠点:アメリカ / イリノイ州 エヴァンストン

2018年は、タイガの「Taste」、コダック・ブラックの「ZEZE」の大ヒットに貢献したプロデューサー。

小学生の頃からドラムを演奏。ドクター・ドレやティンバーランドを聴いてプロダクション制作に興味が湧き、ローランド・MC-505やMPCを購入してビート制作をスタート。高校の同級生に50ドルでビートを売りながらも、校内のラッパーやシンガーをフィーチャーしたアルバムを制作し販売したりしていた。19歳の頃に、仲間と一緒にスタテン島まで行き、トライフというラッパーがゴーストフェイス・キラとやっていたサイド・プロジェクトで初仕事。大学時代には、当時シカゴで話題だったバンプ・Jにも楽曲を提供。21歳の時に、J.R.ロテムと共同パブリッシング契約を結び、JLS「Everybody in love」、クリス・ブラウンの「Privacy」などの楽曲制作に携わり、現在にいたる。

トラヴィス・スコットとオフセットをフィーチャーしたコダック・ブラックの「ZEZE」は、コダックが楽曲発表前にインスタグラムで投稿した「ZEZE」のインストにノッている動画がインターネット・ミームで大爆裂!投稿直後より、「#WaitingChallenge 」として広がり、楽曲発表後には「#ZezeChallenge」として、「ZEZE」のビートでフリースタイルのラップ、歌、ダンスを披露するミームが生まれました。

D.A.ドーマンによると、楽曲が発表される前の段階から、コダックの動画から抽出したビートが世界あちこちのクラブ、ハウス・パーティ、コンサート、車内などで流れている動画に沢山タグ付けされたそう。発表前のビート自体がこれほど爆発的な人気を得た現象はヒップホップのプロダクション史上、今までに無い!ということで、快挙を遂げたD.A.ドーマンです。

14 Tyga Featuring Offset Taste
80 Kodak Black Featuring Travis Scott & Offset ZEZE

IllaDaProducer (イラダプロデューサー)

https://www.instagram.com/illadaproducer/
https://twitter.com/illadaproducer

▼生年月日:不明
▼出身/拠点:アメリカ / フロリダ州 マイアミ

2018年、エミネム『Kamikaze』のプロダクションで注目を集めたプロデューサー。

現在までにリル・パンプ、スモークパープ、リック・ロス、チーフ・キーフ、フレンチ・モンタナ、スタイルズP、ジャダキスなどの楽曲を手掛けている。『Kamikaze』への参加に関しては、エミネムが、イラダプロデューサーが作ったフレッシャーの「Wait A Minute」の楽曲を気に入っていたことで、エミネムとのコラボに至ったそう。

以前は、プッシャーとして生計をたてていたイラダプロデューサーは、いつもマイアミのあちこちのスタジオを行き来し、DJキャレドをはじめ多くのアーティストに知られていた。ある日、ドクター・ドレの右腕と言われているスコット・ストーチから、プロダクション制作で週に120万ドルを稼いでいるという話を聞いて「俺は無駄に自分の人生を危険にさらしている…俺もビートを作る!」とプロダクション制作を開始。DJキャレドと仕事をするようになったきっかけも、DJキャレドがプッシャー時代の顧客で、よく連絡していたから。

フロリダの新しいシーンが脚光を浴びていることについては、「2007年にマイアミが大成功を収めてから10年が経過して、リル・パンプ、スモークパープ、ワイファイズフュネラルや、プロデューサーのロニー・J、デンゼル・カリーやコダック・ブラックがピッタリのタイミングで出てきた。フロリダにはまだブレイクしていない沢山のアーティストがいるが、これからだ世に出ていくだろう。超良い気分だぜ!」と語る、とにもかくにも人柄が良さそうなイラダプロデューサー!

71 Eminem Featuring Joyner Lucas Lucky You
83 Eminem Killshot

J. White Did It (J・ホワイト・ディド・イット)

https://www.instagram.com/jwhitedidit/
https://twitter.com/jwhitedidit

▼生年月日:生年月日不明 (32歳)
▼出身/拠点:アメリカ / ミズーリ州カンザスシティ出身

2018年、カーディ・Bの「I like it」、「Bodak yellow」のプロダクションを手がけたプロデューサー。

16歳の頃からビート制作をスタートし、2015年にはニューヨーク、アトランタ、ロサンゼルスなどを転々とし、プライズ、ヨー・ゴッティ、ジューシー・Jなどの楽曲の他、カーディBの1枚目のミックステープを手がける。

2015年、J・ホワイトの母親が殺害され、自分の子供のベイビーママとの関係もこじれ、2度の自殺未遂。さらに、プロダクションのクレジットがきちんとなされず、一文無しという最悪の状況に陥り、人生の全てを諦めようとしていたJ・ホワイト。

人生のドン底にいる時に、従兄弟からニューヨークに来いと誘われ、そこで自身のメンターでもあり、後に彼のマネージャーとなるプロデューサー、クレノード・”シャフト”・ラファエルに再会する。当時、カーディ・Bのマネージメント・チームで働いていたシャフトのツテで、「Bodak Yellow」のビートをたった15分で制作。

「Bodak Yellow」がリリースされた時は、曲の人気に感心しつつも、引き続き一文無しだった。しかし、同曲がビルボード・チャートのトップ10入りを果たした時に「ついに俺にチャンスが回ってきた!」と号泣。人生が180度変わったJ・ホワイト、ここがスタート地点と考え、これからもプロデューサー業で精進するそう。本当に良かったです!(涙)

2 Cardi B, Bad Bunny & J Balvin I Like It
44 Cardi B Bodak Yellow (Money Moves)

Mike Will Made It (マイク・ウィル・メイド・イット)

https://www.instagram.com/mikewillmadeit/
https://twitter.com/mikewillmadeit

▼生年月日:1989年3月23日(29歳)
▼出身/拠点:アメリカ / ジョージア州アトランタ

父親は、70年代にクラブDJをやっていたIBMの元役員。母親は、ゴスペルグループ、ドティー・ピープルズで歌っていた銀行の元融資担当。子供の頃は、ビッグ・タイマーズの「Still Fly」やファボラスの「Young’n (Holla Back)」などをカシオのキーボードでよく演奏していたそうで、14歳の時に、父親からのクリスマス・プレゼントでもらったコルグ ELECTRIBE ES-1でビート制作を始める。ある日、マイクのビートがグッチ・メーンに渡り、マイクのビートを気に入ったグッチと初仕事!その後、フューチャー、ワカ・フロッカ・フレイム、ロッコや2チェインズといったラッパーと仕事を始めるようになる。

高校卒業後は、両親からのプレッシャーでジョージア州立大学に入学。しかし、2011年ミーク・ミルとリック・ロスをフィーチャーしてリリースしたファースト・シングル「Tupac Back」がビルボード・チャートで好成績を残したのを期に学校をドロップアウト。フルタイムで音楽のキャリアに進むことを決意する。プロデューサー志望の若手には、音楽プロデューサーとして、将来の自分のキャリアに確信が持てない場合、業界に入る前に明確なプランが無い場合は、大学を中退するな!とアドバイスしているそう。

2006年には、自身のプロダクション会社、イアードラマーズ・エンタテイメント(EarDrummers Entertainment)をスタートし、2013年にはインタースコープ傘下のイアードラマーズ・レコードを設立。レイ・シュリマーやアトランタのヒップホップ・コレクティブ、Two-9と契約している。その後の活躍は皆さんが知るとおり!

41 Jay Rock, Kendrick Lamar, Future & James Blake King’s Dead
51 Rae Sremmurd & Juicy J Powerglide

OG Parker (OGパーカー)

https://www.instagram.com/ogxparker/
https://twitter.com/ogxparker
https://soundcloud.com/ogxparker

▼生年月日:1993年10月27日生 (25歳)
▼出身/拠点:アメリカ / ジョージア州ファイエットビル

2018年も、グッチ・メーン「BiPolar」、ブロックボーイJBの「Mamacita」などで活躍!

10歳からピアノ、サックスやクラリネットを演奏。ジョージア州立大学に通い、音楽とグラフィック・アートを専攻。在学中にFLスタジオとKOMPLETE KONTROL S61を使ってヒット曲のリミックスやビート制作を始める。

プロデューサー業に専念するため、大学をドロップアウトし、OGマコのクルー、OGGに加入。2015年、OGマコがクオリティ・コントロールと契約し、OGマコと一緒に行動するうちに、ミーゴス、ジョニー・シンコ、リッチ・ザ・キッド等と出会い、クオリティ・コントロールと契約。今までにクリス・ブラウン、ミーゴス、ケイティ・ペリー、リル・ヨッティなどの楽曲を制作。2015年には、ミュージック・プロダクションのレーベルをスタートし、2018年にMergeというEDMトリオ(OGパーカー、ディーコ、ティー・ロマーノ)で楽曲もリリース。

OGパーカー と ディーコ のマスアピール 「Rhythm Roulette」も面白かったので是非チェック!

22 Migos Featuring Drake Walk It Talk It
79 Chris Brown Featuring Yo Gotti, A Boogie Wit da Hoodie & Kodak Black Pills And Automobiles

Teddy Walton (テディ・ウォルトン)

https://www.instagram.com/teddywalton/
https://twitter.com/teddywalton
http://trapwalton.com/

▼生年月日:1992年7月30日(26歳)
▼出身/拠点:アメリカ / テネシー州メンフィス

ケンドリック・ラマーの「Love.」、ジェイ・ロックの「King’s Dead」などを手がけ、2018年は、キー・グロックの『Glock Bond』、ニプシー・ハッスルの『Victory Lap』のアルバムにも参加しているプロデューサー。それ以前は、エイサップ・ロッキー「Electric Body」(2015) や、ゴールドリンクの「Crew」(2017)の楽曲を制作。

ケンドリック・ラマーの「Love.」とゴールドリンクの「Crew」の経験では、90%がビジネスで、10%が才能であることを学び、”音楽からはソウルが失われ、人からは独創性が失われている”と気づいてしまったテディ。

それらのアーティストと関係を築き、当時はそれに夢中になっていたが、現在はLAを去り、トパンガ・キャニオンに移住。誰かのアルバムに参加したいとも思わなくなり、1年かけて自身のショートフィルム『Mental Health』を制作中。「あいつに何があった?」と思われたくないが、燃え尽き症候群ではなく、今は楽曲制作よりも、他の創作活動に興味があるそう。

<テディ語録>

「俺は有名なプロデューサーになろうとしているんじゃない。少しずつ音楽にソウルを取り戻そうとしている」

「大好きなプロデューサーが自我を忘れて、自分のビートを作らなくなった。周りから沢山の賞賛を得ると、自分を見失いそうになりがちだ。そういう時こそ、自分自身であり続けることが重要」

「俺の楽曲だとは知らずに、誰かが俺の楽曲を聴いているのが好き」

「プロデューサーとして人々に記憶されたくない」

36 Kendrick Lamar Featuring Zacari Love.
41 Jay Rock, Kendrick Lamar, Future & James Blake King’s Dead

Tommee Profitt (トミー・プロフィット)

https://www.instagram.com/tommeeprofitt/
https://twitter.com/tommeeprofitt
http://www.tommeeprofitt.com/

▼生年月日:不明
▼出身/拠点:アメリカ / テネシー州ナッシュビル

2018年は、度々エミネムと比較され”クリスチャン・ヒップホップ”枠で活躍中の白人ラッパー、NFのプロダクションでランクイン!

テネシー州ナッシュビル で、クリスチャン・ロック、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック全般を扱うレーベル 、EMIクリスチャン・ミュージック・グループ所属のプロデューサー。NFやフルーリー、コルトン・ディクソン等のプロデューサーとして活動する他、エンパイア」(FOX)、「ラブ&ヒップホップ・アトランタ」(VH1)、「NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班」(CBS)やスポーツ番組などアメリカのテレビ番組の音楽制作やゲーム音楽も多数携わっている。

17 NF Let You Down
78 NF Lie

<まとめ>

本記事用をまとめていて驚いたのが、アメリカのヒップホップ市場で活躍しているプロデューサーの国籍やバックグラウンドが非常に多種多様だということ。そして、プロダクションの制作能力以外に、ヒップホップを”ビジネス”として捉え、自分のプロデューサーとしての立ち位置や魅力をマーケティング、ブランディングし、ビジネス戦略をもって挑んでいる若手プロデューサーが非常に多かったことです。

時代は変わったんだなと感じたのは、治安の悪い地域から出てきて…というフッド・ストーリーもほとんど無かったことです。

彼らの制作した楽曲を改めて聴き直してみると、人間味溢れるドラマチックな生き方をしているせいかか、デジタルなサウンドの中にも人間っぽいオーガニックさを感じ、やっぱりヒップホップいいなぁと思いました!

<参考資料>
The FADER https://www.thefader.com/
Billboard https://www.billboard.com/
Hip Hop By Numbers https://twitter.com/hiphopnumbers
Wikipedia https://www.wikipedia.org/
DJ BOOTH https://djbooth.net/
HotNewHipHop https://www.hotnewhiphop.com/
Rolling Stone https://www.rollingstone.com/
Rap Genius  https://genius.com/artists/Rap-genius

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