NYにあるグラフィティの聖地 ”5Pointz” の再開発計画

ニューヨークはロングアイランドにあるグラフィティの聖地、5Pointzの愛称で親しまれている5Pointz Aerosol Art Centerの再開発計画が本格化しています。Jonathan Cohenという人物によって運営されている5Pointzは、以前から再開発の計画が何度もあり、5Pointzを守るための反対運動が継続的に行われていました。このたび、Jerry WolkoffとDavid Wolkoffという建物の所有者により、再開発後のイメージ図が公開されました。


建物の全体がグラフィティで埋め尽くされている5Pointzですが、再開発の提案によると、上の写真のようなツインタワーの住宅アパート(マンション)になるようです。敷地内には店舗やアート・ギャラリーが併設され、ストリート・アートの雰囲気を残すために、敷地内にはアート用の壁も用意されるようです。

この再開発計画は、まだニューヨーク市による土地利用審査が残っており、ニューヨーク市がOKを出すまで建物は取り壊されませんが、建物の所有者は2013年度末に取り壊しの許可が下りることを望んでいるようです。

毎年、世界各地から1000人ほどのグラフィティ・ライターが訪れ、世界を探してもこのようなグラフィティのスポットは他に無いため、ライターやグラフィティ好きの人だけでなく、ヒップホップ好きな人、アート好きな人にとっても残念なニュースです。ニューヨークの観光スポットにもなっていたため、地域自体にも影響がありそうです。

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