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先日オンエアされましたblock.fmの番組「INSIDE OUT」でのシカゴ・ヒップホップ特集にSkypeでゲスト出演いただいたシカゴ在住の日本人プロデューサー、DJ KENNさん。CHIEF KEEFのストリート・クラシック“Bang”を始めとする数々のCHIEF KEEF~GLORY BOYZ ENTERTAINMENT周辺作品のプロデュースやPVディレクションでその名がUS本国で知られ、シカゴ・ヒップホップのディープでドープなサイト、FakeShoreDriveでは最大限の敬意を払われて「The Legendary DJ KENN」とも称されている氏へ、番組放送前の予習としてホストの渡辺志保さんとともに行なったメール・インタビューをYAPPARI HIPHOPさんに場所をお借りし、掲載いたします。

※インタビューは『Concrete Green – THE CHICAGO ALLIANCE』の発売前に行ないました

– ヒップホップにハマったきっかけ(アーティストやアルバム、曲など)を教えてください。それはいつ頃のことでしょうか?

一番最初はNASとCAM’RONで高校一年ぐらい?NASの”ONE MIC”、CAM’RONの”OH BOY”には衝撃を受けた。

– ビートを作り始めたきっかけを教えてください。ラッパーやDJではなく、最初からビートメイカーを目指したのでしょうか?

ずっと音楽はやりたくて日本にいた時にやろうとしてたけど、特に本格的にやるほどではなく、アメリカを見たら変わってしまった。良くも悪くも。ラッパーになりたかったけど下手だった。自分に合わないのを知ってたし。

– その頃に手本にした、もしくは影響を受けたビートメイカーが居たら教えてください。

みんなに影響は受けてるはず。

– シカゴに行ったのはいつ頃で、何を目的に行ったのでしょうか?

2007年にアメリカを見たいと思って夏に出てNYに行き、08年にNYには居れなくなってどこに行くか考え、アメリカでもでかい都市だって聞いたシカゴに決めた。R KELLYも、KANYE WESTも居たし、車がなくても行動できるから。

– その頃のシカゴのヒップホップ・シーンについて教えてください。

シカゴの音楽は全くだった。R KELLYとKANYEぐらい。誰もシカゴから勝ち上がるのが難しかったね。

– CHIEF KEEPやGLORY BOYZ ENTERTAINMENT(GBE)周辺、その他のヒップホップ・アーティストと知り合ったきっかけを教えてください。また一緒に活動するようになったのはなぜでしょうか?

一番初めにシカゴに来たときに流れ着いたブロックがKEEFたちのブロックだった。で、一緒に音楽を始めた。

– ドキュメンタリー・シリーズの「CHIRAQ」ではDJ KENNがきっかけでGBEの皆がラップを始めるようになった、と語られてましたが事実なのでしょうか?

FACTS(事実)

– CHIEF KEEFやGBEクルーの面々について教えてもらえますでしょうか。

みんな悪いやつら。ストリートで育ったやつら。Savage。

– CHIEF KEEFの“BANG”はどのようなキッカケで出来た曲なんでしょうか。

あの当時はおれらがゲトーでシカゴから抜け出そうとしてた時だった。ハングリー。

– CHIEF KEEFが全米規模でブレイクした時のシーンの状況はどのような感じでしたか?

すごかったと思う。

– ミックステープ『American Dream』の制作経緯を教えてください。

今までやってきたことの繰り返し。とりあえず曲を作って、自分のタイミングで出した。

– ビデオ制作はいつ頃から始めたのでしょうか。

2011年にカメラを買った。ビデオが必要なのが解かったから。

– シカゴにはGLO GANG、SAVE MONEY、TREATED CREWなど色んなクルーが各々注目されてますが、交流はあるのでしょうか?また各々のクルーはどのような感じの集合体なのでしょうか。

GBEが一番よく一緒にいる。他はそこまで付き合いはないけど、みんないい感じだと思うよ。

-現在のシカゴのヒップホップ・シーンはどのような感じでしょうか?

シカゴは今勢いがあるし、ようやく注目されるようになったし、うれしい。

– シカゴにはCOMMONやTWISTA、KANYEにLUPE FIASCO…と、シーンを形成してきたビッグ・ラッパー達が数多くいますが、周りの若いラッパー達は、彼らのような先人達のことをどのように感じているのでしょうか?

リスペクトもしてるけど、彼らは彼ら。自分たちは自分。

– シカゴのシーンと日本のシーンを比べて、いいトコロと悪いトコロがあれば教えてください。

シカゴは悪い。ギャングの有名な都市だし、ラップとギャングはどこにでもある。いいところは自分次第。

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CONCRETE GREEN – THE CHICAGO ALLIANCE

– SEEDA & DJ ISSO『Concrete Green』に参加することになった経緯を教えてください。

SEEDA君と初めて話したSKYPEで『CCG』の話を振ってもらって速攻おれもやりたいって返事して始まった。

– 実際の作業はどのような感じで進めたのでしょうか?

メールとかSKYPEで、SEEDA君、A-Thug君、Sticky君はシカゴまで来て一緒に曲作ったり。

– CHIEF KEEPやLIL HERB、FREDO SANTANAら、シカゴのアーティストも多く参加していますが、参加や作品への反応は如何でしたか?

みんなアジアにも行きたいし、ビジネスもやりたいと言ってるね。

– 今後、注目しておいた方がいいアーティスト、クルーがいれば教えてください。

LIL HERBとやっぱりGBEのみんな、SASHA GO HARDとかいっぱいいる。若いやつら。

– DRILL MUSICとはどのようなサウンドのことを言うのでしょうか。

サウスのスラングの<drill>。そのDRILL MUSICというのはメディアに作られたもので、自分はDRILL MUSICをしているとは思ってないけど、サウスサイドのやつがギャングのことをラップしてるのがDRILL MUSICだと思う。

– 今後のリリース・プロジェクト、また将来的にやりたいこと、一緒にコラボしてみたいアーティストなどあれば教えてください。

もうすぐでSEEDA君ISSO君との『Concrete Green』が出て、次にSCARSのA-Thug君との『Street Is Talkin』。こっちでは5,6月に自分名義の新しいミックステープでも出したいと思ってます。将来はもっとNEXT LEVELなことをやれるようになりたい。勝ち上がりたい。

– オールタイム・フェイヴァリットなソング、アルバムを教えてください。
『SLAM DUNK』のオープニング

*インタビュー / 文:HIPHOP HYPEの中の人、渡辺志保

DJKENN
DJ KENN
https://twitter.com/DJKENN_AON
https://www.youtube.com/channel/UC06Prfm611YlU6VQ2YMf-mA

2007年に渡米し、08年からシカゴに拠点を移して本格活動開始。Chief Keefら、Glory Boyz Entertainemnt(GBE)周辺のプロデュース・ワークで注目を集め、2011年にはプロデュースしたChief Keefの“Bang”が全米規模でのビッグ・ヒットを記録し、Chief KeefやGBEとともにDJ Kennの名前も世界的に知れ渡ることとなる。その後もChief KeefやFredo Santana、Ballout、Gino Marleyら多くのシカゴ・アーティストをプロデュースし、同時にビデオ・ディレクターも担当。2013年にはこれらシカゴのアンダーグラウンドなアーティストが集結したミックステープ『American Dream』を発表。SEEDA&DJ ISSOの『Concrete Green』の最新版となる「The Chicago Alliance」を共同制作。

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