Rasheed Chappellインタビュー
あのケニー・ドープが全面プロデュースを勤め、KAY DEE RECORDからアルバム「Future Before Nostalgia」をリリースしたラシード・チャペル!NYのヒップホップ・レジェンド達から熱いサポートを受けている彼ですが、このたびPRIVILEGE の2nd Anniversaryパーティで祝初来日!YAPPARI HIPHOP突撃インタビューさせて頂きました!
– 昨年リリースされたアルバム「Future Before Nostalgia」はYAPPARI HIPHOPでも2011年ベストに入った作品でした。どんな作品ですか?
これはケニー・ドープと俺が数年に渡って製作したアルバム作品なんだ。俺は自分が聴いて育った音楽を復活させたかった。ケニーがビートや全体のアイデアなんかを持っていて、製作に入った。リリースしたら、みんな気に入ってくれたよ。こんな機会に恵まれて、世界中の人と音楽を共有できて凄く幸せに感じてるよ。
– ケニー・ドープとはどう知り合ったんですか?
マリークというプロデューサーを通じて知り合ったんだ。マリークと俺は、ヒップホップ作品を製作していた。ケニーとマリークはハウスミュージックを製作していた。マリークが俺のヒップホップ作品をケニーに聞かせたら、ケニーが気に入ってくれた。3年後に「Future Before Nostalgia」のアイデアに至ったのさ。
– あのブレイクビート・ルーからの情報であなたを知ったのですが、地元ニューヨークでの反応はいかがでしたか?
反応は凄く良くて俺は嬉しかった。みんなレコード版を欲しがるね。ケニーがDJで、音楽制作やDJの事分かってるから当たり前なんだけどね。今ケニーと次のアルバム制作に入っているよ。
– アルバム全体がバック・トゥ・ベイシックスな(基本に戻る)スタイルですが、意識的にそうしたんですか?それとも、あなたのスタイル?
両方だと思う。俺のスタイルは少し詩的でありストリートっぽい感じ。ケニーは俺のラップを引き立たせるような完璧なビートを提供してくれた。バック・トゥ・ベイシックスなスタイルは、完全に意識的なアイデアだね。
– リリックのインスピレーションは何ですか?
人生。俺が子供の頃に見たもの。ナズ、ラキム、ビッグ・ダディ・ケイン、ロード・フィネスといった俺が子供の頃に聴いていたベテラン・アーティストが俺の作品に影響を与えているんだ。
– コラボレーションしたいアーティストはいますか?
ナズ、ウータン・クラン、ビッグ・ダディ・ケインとか沢山いる。次のアルバムでは、ロード・フィネスの参加が決まっているんだ。プロダクションでの参加なんだけど、ラップもしてもらおうと思ってるよ。あとは、ラヒーム・デヴォーン等が参加予定だ。ケニードープはもちろん、DJスクラッチもまた参加してもらうよ。
– 今回初来日とのことですが、日本のオーディエンスはどうでしたか?
オーマイガッ!クレイジーだよ!そして最高!
俺を呼んでくれたLafayetteとPRIVILEGEクルーにシャウトを送るぜ!
– 日本のファンの皆さんへメッセージをどうぞ!
日本のみんな俺と俺の作品をサポートしてくれてありがとう!俺にとって、これがどれだけ意味のある事か伝えきれないけど、本当に感謝しているんだ。アリガトウ!
– ありがとうございました!
[2012/3/某日]
Rasheed Chappell
https://twitter.com/#!/rasheedchappell
http://www.facebook.com/rasheedchappellmusic
90年代のHIPHOPの先駆者たち、DJ CLARK KENT、DJ Scratch、Load Finesse、Large Professorなどのフックアップを受けるNew Jersey出身のRasheed Chappell。昨年、90年代中期に数多くの名曲を排出し、ヒップホップのみならずハウスやファンクにも精通する大御所ケニー・ドープの全面プロデュースによって、デビューアルバム『Future Before Nostalgia』をリリースKenny Dopeにより生み出された熱いビートにRasheed Chappellのタイトなラップが融合したこのアルバムは、現代のHIPHOPシーンに疑問を投げかけ、古き良きHIP HOPの素晴らしさを伝えてくれる正統派HIP HOPアルバムとして、コアなファンを唸らし多くの話題を呼んだ。