ヒップホップ史上最も偉大なプロデューサーの一人:J DILLAの名盤「WELCOME 2 DETROIT」と「THE SHINING」がアニヴァーサリー・リイシュー !
今年15周忌を迎えたヒップホップ史上最も偉大なプロデューサーの一人:J DILLAのソロデビューアルバム『Welcome 2 Detroit』がリリース20周年、『The Shining』がリリース15周年ということで、こちら2枚のアニヴァーサリー・リイシュー国内盤CDのリリック対訳を担当しました。ウルトラ・ヴァイヴから3月3日(水)にリリース予定です。よろしくお願いします!
WELCOME 2 DETROIT – THE 20TH ANNIVERSARY EDITION –
それまでジェイ・ディーと名乗っていた彼が、初めてJ・ディラ名義で発表した初のソロ・アルバムにしてヒップホップ史に残る金字塔『Welcome 2 Detroit』は、後に、ピート・ロックやジャジー・ジェフらが続き、2000年代のシーンのベクトルを決定づけた『Beat Generation』シリーズの第一弾として2001年2月にBBEからリリース。2021年、遂に20周年を迎えたこのクラシック・オブ・クラシックスが、新エディットなど満載の7インチ12枚組という超コレクタブルな20周年ボックス・セットに続き、日本が世界に誇るキング・オブ・ディギン、MUROによるリミックス、そしてブラジリアン・フュージョンの至宝アジムスによるカヴァーをボーナス収録したジャパン・エクスクルーシヴCDがアニヴァーサリー・リリース決定 !
日本語解説: 吉田雅史 (『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』)
リリック対訳 : YAPPARI HIPHOP
- Welcome 2 Detroit
- Y’all Ain’t Ready
- Think Twice
- The Clapper feat. Blu
- Come Get It feat. Elzhi
- Pause feat. Frank ‘n’ Dank
- B.B.E. – Big Booty Express
- Beej-N-Dem Pt.2 feat. Beej
- Brazilian Groove (EWF)
- It’s Like That feat. Hodge Podge, Lacks
- Give It Up
- Rico Suave Bossa Nova
- Feat. Phat Kat feat. Phat Kat
- Shake It Down
- African Rhythms
- One (Produced by James Yancey)
Bonus Tracks - Think Twice (DJ Muro’s KG Mix)
- Think Twice (DJ Muro’s KG Mix Instrumental)
- Azymuth – Rico Suave Bossa Nova (Vinyl Edit)
- Rico Suave Bossa Nova (Benji B Edit)
バスタ・ライムスが名付けたというJ・ディラ名義でリリースされた本作、彼の出身地デトロイトをリプリゼントすべくゲスト・ラッパー陣は全て地元のアーティストで固めており、フランクンダンクからエルザイ、ファット・キャットが参加し、サンプル・ソースとしても名高いドナルド・バード「Think Twice」やレアグル・クラシック、ワンネス・オブ・ジュジュ「African Rhythms」のカヴァーなど、J・ディラがデトロイトで聴いて育ったクラフトワーク、アフリカン、ジャズ・ファンク/ボサノヴァ、そしてもちろんブーム・バップに至るあらゆる音楽をディラ流に仕上げたクラシックがズラリ… ! 今回の日本限定20周年盤CDには、日本が誇るキング・オブ・ディギン MURO による「Think Twice」のリミックス、さらにミルトン・バナナ・トリオ「Cidade Vazia」使いのディラ指折りの傑作ボッサ・ブレイクビーツ「Rico Suave Bossa Nova」の、ディラがインスパイアを受けたというアジムスによるカヴァーと、テスト・プレス盤のみのアンリリースド・エディットをボーナス収録 !
THE SHINING – THE 15TH ANNIVERSARY EDITION –
『Donuts』と同時期に制作された、J・ディラ追悼盤15周年、ボーナス・トラック8曲!! Feat.ディアンジェロ、コモン、その美しさに涙ナシには聴けない「So Far to Go」収録。その類稀なる才能で2000年代のヒップホップ・シーンを大きく変えたJ・ディラの早すぎる死の直後にリリースされた傑作『The Shining』が15周年を迎え、ボーナス・トラックをなんと8曲加えてアニヴァーサリー・リイシュー ! サンプリングの魅力、ここに極まれり !
日本語解説:吉田雅史 『( J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』)
リリック対訳 : YAPPARI HIPHOP
- Geek Down feat. Busta Rhymes
- E=MC² feat. Common
- Love Jones
- Love feat. Pharoahe Monch
- Baby feat. Madlib, Guilty Simpson
- So Far to Go feat. Common, D’Angelo
- Jungle Love feat. MED, Guilty Simpson
- Over the Breaks
- Body Movin’ feat. J. Rocc, Karriem Riggins
- Dime Piece (Remix) feat. Dwele
- Love Movin’ feat. Black Thought
- Won’t Do
BONUS TRACKS
- So Far to Go (Radio Edit)
- So Far to Go (Instrumental)
- Baby (Clean)
- Baby (Instrumental)
- Won’t Do (Clean)
- Won’t Do (Instrumental)
- Love Jones (Extended)
- Jungle Love (Instrumental)
生前に75%ほど完成していたという音源マテリアルを盟友カリム・リギンズが引き継ぎ完成させた本作は、ほぼ同時進行で製作されていたという代表作『Donuts』にも使用された「Bye」のアップデート・トラックでアイズレー・ブラザーズ使い、コモン、ディアンジェロを迎えた「So Far To Go」や、同じくソウルクエリアンズの盟友コモンをフィーチャーした「E=MC²」、ディラ自身のラップをフィーチャーした「Won’t Go」、インプレッションズ使い、ファロア・モンチが愛を説く「Love」に加え、バスタ・ライムス、マッドリブ、ドウェレ、ブラックソート、ギルティ・シンプソン、J・ロックといった錚々たる面子が集結した 2000 年代を飾る超名作 ! 今回の 15 周年盤では、プラシーボのレア・グルーヴ・クラシック「Humpty Dumpty」をサンプリングした「Love Jones」のエクステンデット・ヴァージョンや「Sa Far To Go」、「Baby」、「Won’t Do」「Jungle Love」のインストなどをボーナス収録 !