Electric Punanny (Melo-X and Jasmine Solano) インタビュー

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YAPPARI HIPHOPでもお馴染みブルックリンのプロデューサー/MC/DJのMelo-Xと、Wiz KhalifaのツアーDJやシンガーとしても活躍し世界をかけ巡る同郷のフィメールDJ、Jasmine Solanoによるユニット、Electric Punannyが初来日!ということで、YAPPARI HIPHOPが突撃インタビュー!

– まずは、自己紹介をお願いします。

Jasmine Solano(以下、J):エレクトリック・プナニーという2人組のユニットで、私はジャスミン・ソラノ。

Melo-X(以下、M):俺はメロー・X。

– メローさん、あなたはDJ、プロデューサー、シンガー、ラッパーなどなどマルチな活動をしていますが、他に何かやっていますか?

M:ペインター、フォトグラファー、デザインやスタイリング、クリエイティブ・ディレクターもやってる。料理もするぜ(笑)。

– メローさんの音楽的バックグラウンドを教えてください。

M:音楽制作に関しては、ほとんど自分で学んだよ。ニューヨークの音響の専門学校に行ってたからミキシングとかも色々していて。ギターとピアノが弾ける!高校時代にDJを始めて…確か2002年か2003年ぐらいの話だね。そしてDJ兼アーティストとして世界中を回って、インディペンデントで活動してる。

– 「GOD: LoFi」「GOD: HiFi」そして「GOD: WiFi」というシリーズで出していましたが、タイトルのアイデアはどう思いついたのですか?

M:インディペンデントで活動しているアーティストのレベルを表しているんだ。「GOD: LoFi」はアンダーグラウンドでまだ人々に知られていないレベル。「GOD: HiFi」は話題になり始めて注目され始めるレベル。「GOD: WiFi」はグローバルに認知されて世界各地のウェブサイトに取り上げられてるレベル。インターネットで世界と繋がる段階を意味している。だからWIFIなんだよ。

– 「Handle it」という曲が凄く好きなんですが、ミュージックビデオがとてもクリエイティブで難解でした。説明をお願いできますか?

M:あの曲は、火星から来たストリッパーの話なんだ(笑)。 ストリップ・クラブでスローモーションで女の子が登場するような、普通のミュージックビデオにしたくなくて。火星から来たストリッパーが、今までに見たこともないような魅惑的な動きをしていて、俺が彼女に魅了されてしまったというストーリーなんだ。ポールというディレクターとコラボしたんだけど、ビデオの大半でストリッパーが繭に包まれたサナギ状態っていうアイデアを思いついたんだ。彼女が地球で繭に閉じ込められてて、そして、俺を火星に連れて行ってくれて、彼女が繭から出てくるっていうストーリーだね。フィルム・ワーク等に関しては、ジャン・リュックというフランスの映画監督の「アルファビル」っていう古い映画からインスピレーションを得た。デカイお尻の女の子が出ているような普通のビデオにはしたくなかったんだ(笑)。 クールな作品にしたかった。

-11/5に「Pièce de Résistance」をドロップしましたが、内要を教えてください。

M:「Pièce de Résistance」はフランス語で「メインコース」「メインピース」「作品の主体」という意味で、今まで出したEPは、このメイン作品のために作ったんだ。だから、GODシリーズのベストって感じだね。作品がドロップされる11/5という日は「ガイ・フォークス・ナイト」というイギリスで歴史的な日で、ガイ・フォークスって奴が国会議事堂に爆薬を仕掛けようとした事件が起こった日なんだ。彼は当時の全ての法律やルールを変えようとしたんだよね。『Vフォー・ヴェンデッタ』という大好きな映画にもインスパイアされてるんだけど。インターナショナルな繋がりが沢山会って、サウス・アフリカのプロデューサーやドイツのアーティストが参加していたり国際的なアルバムに仕上がったよ。

– あなたはブルックリンのフラットブッシュ出身ですよね?

M:ヤマン!(笑)

– フラットブッシュは現在、話題のアーティストがいっぱいいて、Joey Bada$$やCJ Flyのフリースタイルをのせた作品もドロップしてましたが、彼らとは仲がいいんですか?

M:Joey Bada$$は話題になる前に俺の家にレコーディングしに来たんだ。CJ Flyも同じで、曲を作るために俺の家に来た。その場の流れで一緒に作業をし始めて、その日に出来た曲を出したんだよね。彼らがバズって有名になってるのはいいことだよ。フラットブッシュ・ゾンビーズとか、俺が前から知ってる奴が話題になって人気になるのはクールだ。Underachieversとかもドープだし。

– ブルックリンのフラットブッシュといえば、カリビアンの移民が多い地域という印象ですが、他のニューヨークのエリアに比べて、音楽やライフスタイルに関して特徴はありますか?

M:フラットブッシュというエリアは、ニューヨークで一番多様なカリビアン・コミュニティがあるといっていい。他のニューヨークのエリアにもカリビアンの人はいるけど、ベッドスタイとかハーレムはアフリカ系アメリカ人が多いし、イースト・フラットブッシュは何故だか分からないけど、グレナダ、トリニダード・トバゴの移民が多いよね。俺が子供の頃は、レゲエ、ダンスホール、ソカを聴いて育ったよ。フラットブッシュの反対側は、小さなメキシカン・コミュニティもあって、そこの辺りに行くとメキシコの音楽も聴いた。だから、そういった影響を受けて育ったのは良かったと思う。音楽的には、激しいベース・ミュージックも作ってるし、Electric Punannyでは、めちゃくちゃダンスホールもかけるし、音楽的土台には影響していると思う。

– そういえば、ニューヨークに行った際にブルックリンのフラットブッシュとかクラウンハイツあたりに泊まってたんですが、ヒップホップよりもソカとかレゲエの方をよく聴きました。

M:あ〜!そういえば、俺が若い頃、ヒップホップが大嫌いな時期があった。96年〜99年の頃の話だけど、その頃はDJしてもヒップホップは絶対かけなかったし、ダンスホールレゲエだけ聴いてた。ヒップホップ大嫌いだったな(笑)。おかしな話だぜ!
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– DJミックスをあまり聴いたことがないんですが、普段どんな音楽をプレイしているんですか?

M:オーディエンス次第だね。例えば、Erectric Punannyツアーで世界あちこち回ったけど、ロンドンではダンスホールのパーティだったし、スウェーデンではハウスをかけてたし、ベルリンではダンスホールとヒップホップかけたし。お客さんによって色々な曲をかけるけど、いつもエレクトリック・ミュージックとダンスホールを中心にかけてる。もちろん、お客さんのバイブスを感じ取って選曲してるぜ。

– 最近どんなアーティストに注目していますか?

M:ニュージャージーのMoruf、もちろんJesse Boykins Third、Chance The Rapper、Travis Scottかな。プロデューサーだと、Abjo、Sango、JackScreen。もちろんMachine Drumもね。

– ジャスミンさんは、NYではどんなパーティでプレイしているのですか?

J:何でもミックスするわよ。海外にDJしに行くことが多いからNYではあまりプレイすることは無いわね。Do-Overみたいなパーティからファッション系のパーティやElectric Punannyってとこね。Do-Overは、最近LAでDJしたわ。

– 音楽的なバックグラウンドを教えて下さい。どんな音楽を聴いて育ちましたか?

J:厳格なソウル・ミュージックの名曲を聴いて育ったわ。めちゃくちゃ厳格だった!母親がJames Brown、Wilson picket、Otis Redding、Aretha Franklin、Sam&Daveとか娘には絶対知っててもらわないとって感じ。10代ぐらいになって、アンダーグラウンド・ヒップホップとダンスホールにハマって。R&Bやソウルミュージックにはいつもルールがあるじゃない。私はそんな音楽で育ったから、ソウルフルな音楽だったら何でも好きよ。

– DJはどうやって始めたんですか?

J:17歳の時にラジオ局でDJを始めたの。18歳の時に初めてテクニクスのターンテーブルとミキサーを買って、ラジオ番組の進行やDJ、リスナーと交流することを学んだわ。そして、ニューヨークに引っ越してからクラブでDJを始めたのよ。

– レコードはまだ買ったりしますか?

J:特別な思い入れのある作品が欲しい時だけね。音源は全部ダウンロードしてる。その方が速いし安いし、2013年に生きてるし(笑)! メローにレコード屋に連れていいてもらうようにお願いして、自分にとってパーフェクトなレコードを見つけたら、いまでも買うけどね。

– いま注目しているアーティストは?

J:古い作品を聴いていることが多いんだけど、新しいアーティストだとHiatus Kaiyote、Solange、MachineDrum、Teophilas London、Melo-Xね。ソウルと他のジャンルの音楽を混ぜて上手くクロスオーバーしているアーティストが好き。ヒップホップでもロックでもR&Bでも。

– 日本の読者へメッセージを!

J:いまElectric Punannyツアーで世界を回っていて、ツアーの最後が東京で、たぶん私たち今が一番エキサイトしているわ。Meloも私も初めての来日だし、凄く日本に来たかったの!Electric Punannyとしても、個人のアーティスト活動でも日本のシーンと何かしらの繋がりがあるのは分かっていたしね。ツアーで、パリ、スウェーデン、ロンドン、ベルリン、オーストラリアを回って、いま東京。1ヶ月近く海外で過ごしていて、東京でグランドフィナーレを迎えられて凄くハッピーよ!

– ありがとうございました!

Special Thanks to KRKW,SHIHOE&YMST


Electric Punanny

http://electricpunanny.com/
https://twitter.com/ELECTRiCPUNANNY
https://twitter.com/JasmineSolano
https://twitter.com/MeLoXTRA
Jasmine SolanoとMeLo-Xによるサウンド・ユニット。ニューヨークにて、レゲエ、ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックを中心にElectric Punannyという同名パーティをマンスリーで開催し、今までにChuck Inglish、Theophilus London、Mickey Factz、Diplo、Joell Ortiz、Kid Cudi、Murs等といったゲストDJやMCを迎えている。

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