トラヴィス・スコットと人気ビデオ・ゲーム『フォートナイト』が作り上げた驚愕のバーチャル・ライブ!

トラヴィス・スコットと人気ビデオ・ゲーム『フォートナイト』が作り上げた驚愕のバーチャル・ライブ!

トラヴィス・スコットが人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」で『アストロノミカル』というイベントを開催!さらに新曲が初披露される!ということで参加してみました。最後に所有したゲーム機はゲームボーイというほど普段からあまりゲームをしない筆者ですが、今回のイベントでゲームに同時接続したプレイヤー数が1230万人を超えた!というニュースも納得の予想以上のクオリティでした。

トラヴィス・スコットが2018年にリリースした3枚目のアルバム『アストロワールド』のタイトルは、かつてテキサス州ヒューストンに存在したアミューズメントパーク<シックス・フラッグス・アストロワールド>に由来しています。アトラクションがほぼ絶叫マシーンで知られているということで、ゲームにも『アストロワールド』の世界観が随所に盛り込まれていました。

バトル・バスというプレイヤー乗合バスに乗って敷地内を移動し、そこから飛び降りて地上に着陸するのですが、その乗り物がジェットコースター!トラヴィス・スコットのグリルズがほどこされた古い型のジェットコースターで、乗るとガッシャンガッシャンと音がします。

そして、2019年に地元ヒューストンで開催されたフェスティバル「Astroworld Festival」で現実世界にも登場した黄金ヘッド!これがゲーム内のステージ付近に何体か設置されていました。ゲーム内に様々なチャレンジがあるのですが、プレイヤーがこの黄金ヘッドの上で飛び跳ねるとレベルが上がります。

トラヴィス・スコットとサウンドシステムが彗星のように空から登場!

「フォートナイト」がサバイバル系のバトルロイヤルゲームと知らず、ログインすれば見れるよね!と軽いノリでライブ会場に向かっていたので、筆者と一緒に参加していた友人たちとは「今どこにいるの?」「撃たれるからステージ右側の海の中に潜んでる」「ライブ会場の治安悪すぎ!」「あたしトラヴィス・スコットの隣にいるんだけどー!!」(トラヴィスのスキンをしたプレイヤーが隣にいた)といった会話が繰り広げられ、てんやわんやでした。そして、筆者もライブ前に撃たれて2回ほど命を落としました。

イベント中は「ヘッドバンギン」と「炎の燃えたマイクスタンドを持ち上げて振る」エモート機能(操作キャラクターにジェスチャーやダンスなどをさせて、挨拶や感情表現を表す)が可能になります。

ショウの内容はこちらのYouTubeを見ていただければと思いますが、実際にゲームで操作しながらプレイヤー目線で見ると本当にスゴイです!

トラヴィス・オン・ファイヤー!

巨人トラヴィス・スコットや遊園地モチーフの円形サウンドシステムをはじめ、想像以上のスケール感!圧倒的なビジュアル!バーチャルならではの壮大な演出とショウ展開!トラヴィス・スコットの登場シーンで吹っ飛ばされたかと思ったら、空中を自動ジャンプさせられたり、暗闇になったかと思えば水中に移動し、いきなり宇宙に飛ばされたり!音や動きに合わせてコントローラやiPhoneもブルブル震えます。プレイヤーが居る位置によって、360度見える視野も変わり、異次元のライブに行ったような感覚でした。

トリッピーなヴィジュアルもスゴイ!

<Travis Scott :Fortnite Astronomical セットリスト>
「Sicko Mode」
「Stargazing」 
「Goosebumps」
「Highest in the Room」
「Sicko Mode」
「The Scotts」*新曲

イベントに合わせて、トラヴィス・スコットが キッド・カディと KAWS をフィーチャーした新曲「THE SCOTTS」のフォートナイト・コラボMVを公開!

今回のイベントで初披露された新曲「THE SCOTTS」と共にアルバム『アストロワールド』の再生回数もふたたびガン伸びのことと思います。「僕の好きなラッパーはトラヴィス・スコット!」というゲーム好きの子供が出現したり、普段ゲームをしないヒップホップ好きがゲームを始めたりと、トラヴィス・スコットとフォートナイトが世界的なコロナ禍の状況をも味方につけ、ウィンウィンで締めくくった圧巻のプロモーションでした。

今回初めてフォートナイトをDLして遊んだのですが、2014年にヒット曲「ミリーロック」を流行らせた2 Millyが自身のダンスを盗用されたとして訴訟を起こしていたのも、このフォートナイトだったんですね。ヒップホップ界隈とフォートナイトというゲームは、以前から親和性が高かったんだなと。

このプロジェクトに関わったクリエイターの皆さんにスタンディングオベーションを贈りたいぐらい素晴らしいコンテンツでした!次は誰がバーチャル・ライブに挑戦するのか楽しみです。

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